お子さんの歯の生え方を見て、「永久歯が乳歯の内側から生えてきている…」と驚いた経験のある保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは決して珍しいことではありませんが、場合によっては注意が必要です。
内側から永久歯が生えるのは「よくあること」
6歳頃から始まる「歯の生え変わり」の時期には、乳歯が抜ける前に永久歯が内側から顔を出すことがあります。これは、乳歯の根がうまく吸収されずに残っているために起こることが多く、「二枚歯」や「重なり歯」とも呼ばれています。
とくに下の前歯でよく見られ、自然に乳歯が抜けて永久歯が正しい位置に移動するケースも少なくありません。
放置しても問題ないケース

以下のような場合は、急いで治療しなくても自然に改善する可能性があります。
1. 乳歯がグラグラしてきている
すでに乳歯が揺れていて、数週間以内に抜けそうであれば、自然に永久歯が正しい位置へ移動することがあります。
このような場合は経過観察で問題ありません。
2. 永久歯がまだあまり伸びていない
永久歯が生え始めたばかりで、位置も浅く、歯並びの乱れが軽度であれば、舌や口の動きによって自然にアーチ状に並んでくることがあります。
3. 年齢が6〜7歳で、歯の生え替わりの初期段階
この時期は前歯の歯並びが一時的に不安定になるのが普通です。
軽度の内側萌出であれば、生え替わりの過程の一部として見守る選択もできます。
早めに歯科を受診すべきケース

以下のような状態では、放置すると歯並びに悪影響を及ぼす可能性があるため、歯科での相談が望ましいです。
1. 乳歯がぐらついておらず、しっかりと残っている
永久歯が生えてきているのに乳歯が抜ける気配がない場合、歯のスペースが確保されず、永久歯の位置がずれてしまうリスクがあります。
この場合は、乳歯の抜歯が必要になることもあります。
2. 永久歯が大きく内側に生えており、舌に当たる
舌への違和感や発音のしにくさ、食事のしにくさなどが出ている場合は、早期の矯正介入が望ましいことがあります。
3. 明らかに歯並びがデコボコしている
内側からの永久歯によって歯列に重なりが生じ、将来的な歯並びへの悪影響が懸念される場合は、早めの処置が推奨されます。
4. 他の永久歯もズレて生えてきている
1本だけでなく、他の歯も正しい位置から逸脱しているようであれば、全体の歯列のバランスを見直す必要があるため、早めの相談が重要です。
加藤歯科クリニックに
ご相談にいらしてください
加藤歯科クリニックでは、お子さんの歯の生え変わり時期に合わせたチェックを行っております。歯が内側から生えてきた場合でも、適切なタイミングで処置すれば歯並びへの影響を最小限にとどめることができます。
また、必要に応じてお子さんの発育や歯並び全体を確認し、将来の矯正治療の必要性についてもご相談いただけます。
加藤歯科クリニック
について
加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。
