虫歯になりやすいおやつとは?

砂糖を多く含むお菓子
砂糖を多く含むお菓子は、虫歯の原因となる細菌が活発に活動するエネルギー源となるため、虫歯になりやすいです。特にキャンディーやグミ、そしてチョコレートといった甘いお菓子は、口の中で糖分が長く残りやすいため注意が必要です。
口の中に長く残るもの
キャラメルやガムは、粘り気が強く歯にくっつきやすい特徴があります。お口の中に長く残りやすいため、細菌が糖分をえさにして酸をつくる時間も長くなります。この酸が歯の表面(エナメル質)を溶かしてしまい、虫歯の原因になるのです。特にキャラメルは歯の溝に入り込みやすいため、より注意が必要です。
甘い飲み物
ジュースやスポーツドリンクなどの甘い飲み物には、たくさんの砂糖が含まれていることが多く、虫歯のリスクを高めます。特に、これらをちびちびと長時間かけて飲むと、口の中が酸性の状態になりやすく、歯を溶かしてしまう原因になるため注意が必要です。
虫歯になりにくいおやつの選び方
1. 砂糖控えめ、または砂糖不使用のものを選ぶ

子どものおやつを選ぶときは、砂糖がたくさん入っているものをできるだけ避けることが、虫歯予防の基本です。砂糖が少なめ、もしくは使われていないおやつを選ぶことで、虫歯の原因となる“酸”のもとを減らすことができます。
例えば、砂糖不使用のビスケットやクラッカー、ナッツなどは、虫歯になりにくいおやつとしておすすめです。また、キシリトール入りの甘味料を使ったものを取り入れるのも、虫歯のリスクを減らすのに効果的です。
2. 水分を含んだものを取り入れる

水分を多く含むおやつは、口の中に食べかすが残りにくいため、虫歯になりにくいのが特徴です。例えば、季節のフルーツやゼリーなどは、甘さもありながら歯にくっつきにくいので、おやつにぴったりです。また、ジュースの代わりに水やお茶を飲みながらおやつを食べると、口の中の糖分をさっと洗い流すことができて、虫歯予防にもつながります。
3. よく噛むおやつを選ぶ

よく噛むおやつを選ぶことも、虫歯予防に効果的です。噛むことで唾液が分泌され、虫歯の原因となる酸を中和しやすくなります。例えば、スルメや噛みごたえのある野菜スティック、甘くないおせんべいなどがおすすめです。これらのおやつは噛む時間が長くなるため、子どもの顎の発達にも良い影響を与えます。
虫歯になりにくい食べ方の工夫

食べる時間を決める
虫歯になりにくいおやつ選びと同じくらい、食べる時間を決めることも大切です。子供がダラダラとおやつを食べ続けると、口の中が長時間酸性状態になり、虫歯につながりやすくなります。そのため、「おやつは〇時」と時間を決め、メリハリのある習慣を作りましょう。
おやつの量と頻度を決める
虫歯になりにくいおやつでも、過剰な量や頻度が続くと歯に負担がかかります。適切な量を守ることが虫歯予防において大切なポイントです。例えば、3歳以上の子どもには1日1回のおやつが目安となり、間食を必要以上に与えないよう心がけましょう。
おやつ後の歯磨きやうがいを習慣化する
おやつの後には必ず歯磨きやうがいを行う習慣をつけましょう。おやつで摂取した糖分や食べかすが歯に残ると、虫歯の原因になります。特に小さい子どもは歯磨きがうまくできないこともあるため、親が仕上げ磨きをしてあげるのがおすすめです。また、外出先で歯磨きが難しい場合は、お茶や水でうがいをするだけでも、口の中を清潔に保つサポートになります。
目指すは「大人になっても虫歯ゼロ」!!

おやつ選びは子どもの虫歯予防に重要なポイントです。砂糖が多く含まれているおやつを避け、水分が多いおやつやよく噛むものを選ぶことで、虫歯のリスクを減らすことができます。また、食後の歯磨きやうがい、適切な量のおやつを守ることも大切です。
当院では、「大人になっても虫歯ゼロ」を目指し、子どもの口腔ケアに関するご相談を承っております。虫歯予防やおやつ選び、歯磨き習慣など、気になることがあればぜひご相談ください。お子さまの健康なお口を守るために、私たちがしっかりサポートいたします。まずはお気軽に当院にお越しください。

加藤歯科クリニック
について

加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。