お口の中が狭いと、どんな影響があるの?

お口の中が狭いと、歯が並ぶスペースが不足し、歯並びが悪くなる原因になります。さらに、舌の動きが制限されることで発音が不明瞭になったり、鼻づまりが原因で口呼吸に繋がることもあります。お口の健康だけでなく、全身の成長や姿勢にまで影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
なぜお口の中が狭くなるの?

お口の中が狭くなる主な原因は、あごの成長不足です。現代の食生活では、柔らかい食べ物が増え、噛む回数が減少しています。しっかり噛むことで発達するはずのあごの骨が十分に成長しないため、結果としてお口の中が狭くなってしまうのです。
お口の中を広げるためにできること
日常の噛む習慣を見直す
しっかり噛むことで、あごの骨が適切に発達し、口の中のスペースが広がります。繊維質の多い野菜や噛みごたえのある食材を意識的に取り入れることで、噛む回数を増やし、あごの成長を促進させましょう。
姿勢よく食べる習慣をつける
正しい姿勢で食事をすることで、舌やあごの動きがスムーズになり、口の中の発達を助けます。
具体的には、背筋をまっすぐに伸ばし、足をしっかり地面に付けて座ります。顎は軽く引いて、顔が前に突き出ないようにしましょう。また、頭はまっすぐに保ち、肩の力を抜いてリラックスして食べることが大切です。
拡大装置(拡大床や急速拡大装置など)の使用

拡大装置には、ゆっくりとあごを広げる「拡大床」や、比較的短期間で上あごの幅を広げる「急速拡大装置」などがあります。特に上あごが小さい場合、これらの装置を使うことで歯が並ぶスペースを確保したり、噛み合わせを整えたりすることができます。
ただし、上下どちらの顎も小さい場合に上あごだけを大きくしてしまうと、噛み合わせにズレが生じることもあるため注意が必要です。
口腔体操や舌のトレーニング
舌を正しい位置に置き、舌や唇の筋肉を鍛えることで、舌があごの発達を内側からサポートします。ポッピングや舌を左右に動かす練習、頬を膨らませる体操など、毎日の中に取り入れることができます。
トレーナーマウスピース「プレオルソ」の使用

プレオルソとは、子どもの成長期に合わせて作られた、やわらかい素材のマウスピース型矯正装置です。寝ている間や決められた時間に装着することで、舌を正しい位置へ導き、自然とあごが広がるよう促します。
まずはお気軽にご相談ください

「なんだか歯並びが狭い気がする」「口がぽかんと開いていることが多い」など、気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。お子さまの歯並びやあごの発達に関する悩みは、早期に対応することで将来的な問題を予防することができます。

加藤歯科クリニック
について

加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。