「子どもの歯にフロスを通そうとしたら引っかかって通らない…」「糸が切れたり、裂けたりする」そんなお悩みをお持ちの親御さんは意外と多いものです。
この記事では、子どものフロスが引っかかる原因と対処法を、加藤歯科クリニックがわかりやすく解説します。
子どものフロスが引っかかる3つの主な原因

歯と歯の間が非常に狭い
子どもの歯は大人よりもサイズが小さく、歯と歯のすき間が狭いことがよくあります。特に生え変わりの時期や、乳歯がきっちり並んでいる場合には、フロスが通りづらく感じることがあります。
歯と歯が重なっている・ねじれている
歯並びに少しズレやねじれがあると、フロスが引っかかりやすくなります。特に永久歯が生え始める時期は、歯が斜めに生えることもあり、一時的に通しづらくなるケースがあります。
すでに虫歯や詰め物がある
乳歯に虫歯や治療済みの歯があると、歯の表面がざらついていたり、段差が生じていたりすることでフロスが引っかかることがあります。フロスが毎回同じ場所で裂ける、切れるという場合は注意が必要です。
引っかかる場合の対処法
無理に押し込まない
フロスを無理に通そうとすると、歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。ゆっくりと前後に動かしながら、やさしく通すようにしましょう。
ワックスタイプのフロスを使う
「ワックス加工」のあるフロスは滑りがよく、通しやすくなるためおすすめです。子ども向けには、持ち手付きの「フロスピック(糸ようじ)」を使うのも一つの方法です。
毎日でなくてもOK
通しづらいからといってフロスをやめてしまうのではなく、数日に1回でも定期的に行うことで、少しずつ慣れていくことがあります。
歯科で相談する
どうしても通らない、毎回同じ場所で引っかかるなど不安がある場合は、歯科医院でチェックしてもらいましょう。歯並びや虫歯の有無を含めて、フロスの通し方や適した道具の選び方もアドバイスいたします。
フロスが引っかかる=虫歯?受診の目安は?

「引っかかる=虫歯」とは限りませんが、何度やっても同じ場所で糸がさける・切れる・通らないというときは、以下の可能性があります。
- 初期虫歯で表面がザラついている
- 歯と歯の間に段差がある
- 詰め物が劣化している
これらは一見わかりにくい場合もあるため、定期検診の際に歯科医師に相談いただくのが安心です。
お気軽にご相談ください
お子さまの歯を守るためには、歯ブラシだけでは取りきれない歯と歯の間のケアがとても重要です。「フロスが通らないから…」とそのままにしてしまうと、むし歯ができやすくなってしまいます。
加藤歯科クリニックでは、お子さまの年齢や歯並びに合わせたフロスの通し方や道具の選び方、指導も行っております。はじめての方も、お気軽にご相談くださいね。

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について

加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。