子どもの歯茎の状態は、親としても気になるポイントですよね。赤く腫れている、痛がる、出血しているなど、見た目や症状だけでは「大したことないのかな?」と悩むことも多いものです。しかし、子どもの歯茎のトラブルは、乳歯や永久歯の生え変わり、虫歯、口腔内の発育に深く関係しています。
子どもの歯茎の主なトラブル原因

乳歯や永久歯の生え変わり
乳歯が抜ける前や永久歯が生え始める時期は、歯茎に腫れや痛みが出やすくなります。永久歯の頭が歯茎を押し上げることで軽い炎症が起きるのです。
症状の目安
歯茎が赤く腫れる、歯が少しグラグラする、噛むと痛がる。
注意点
放置しても自然に落ち着くことが多いですが、痛みや腫れが強い場合は歯科での確認が必要です。
歯肉炎・虫歯の影響
乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、虫歯になりやすいです。虫歯が進行すると、歯茎に炎症が広がり腫れや出血の原因になります。
症状の目安
歯磨き時に出血する、歯茎が赤くぶよぶよしている、口臭が気になる。
影響
歯肉炎のまま放置すると、永久歯の萌出や歯並びにも影響する可能性があります。
口腔内の外傷や刺激
転倒や硬いものを噛んだ衝撃で歯茎が傷つき、腫れることもあります。また、乳歯の尖った部分や歯並びの影響で歯茎が常に刺激されている場合も腫れや痛みが出やすくなります。
症状の目安
一部の歯茎が腫れている、触ると痛がる、時々出血する。
ケアポイント
柔らかい歯ブラシでやさしく磨き、刺激の強い食べ物は控えることが有効です。
親ができるセルフケアと観察ポイント

- 毎日の仕上げ磨きで歯茎の色や腫れをチェック
- 乳歯や永久歯の生え変わりのタイミングを確認
- 痛がる場合は冷たいものや硬いものを避ける
- 2週間以上腫れや痛みが続く場合は歯科で相談
早めのチェックで健康な歯茎と歯並びを守る

子どもの歯茎の腫れや痛みは、放置すると歯並びや噛み合わせに影響することがあります。当院では、乳歯や永久歯の生え変わり、歯茎の状態を総合的にチェックし、必要に応じて適切なケアや治療をご提案しています。お子さまの歯茎の腫れや痛みが気になる方は、早めの受診をおすすめします。

加藤歯科クリニック
について

加藤歯科クリニックは中村橋の一般歯科・小児歯科です。お口まわりのどんな症状・悩みも診療します。「急な痛み」や「被せ物の脱離」など、今すぐ処置が必要な患者様を予約なしで受け入れています。お困りの方はお電話ください。