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子ども用歯みがき粉の甘さは本当に安全?|虫歯にならない理由と選び方

予防歯科公開日:2025/10/17

このページの監修者
私が監修しました
加藤歯科クリニック
院長加藤 文則

「甘い=虫歯になる」は本当?

「子ども用の歯みがき粉は甘いけど、虫歯にならないの?」
保護者の方からよくいただく疑問です。確かに、大人用と比べると子ども用の歯みがき粉は甘みが強く、味で楽しめるようになっています。
でも、この甘さの正体は、虫歯の原因になる砂糖ではありません。

甘みの正体は「代用甘味料」

多くの子ども用歯みがき粉の甘さは、キシリトールやソルビトールといった代用甘味料によるものです。これらは砂糖と違い、虫歯菌であるミュータンス菌が酸を作り出すことができないため、甘く感じても虫歯リスクが上がらない仕組みになっています。

特にキシリトールは、虫歯菌の“エサ”にならず、唾液の分泌を促して自然な再石灰化をサポートする働きがあり、さらにミュータンス菌の繁殖も抑えることができます。甘味料でありながら虫歯予防成分として機能する、非常に珍しい成分です。

甘くする理由は味覚教育と習慣づけのため

なぜ甘くしているかというと、子どもが「歯みがき=嫌なこと」と感じにくくするためです。
苦味やミントの強い味は子どもに嫌がられやすく、歯みがき習慣を定着させる妨げになることもあります。そのため、味や香りを工夫して、楽しく歯みがきを続けられるようにしています。
ただし、あまりにも甘すぎる味ばかりを選んでしまうと、歯みがき粉を飲み込んでしまう可能性があるため注意が必要です。

フッ素入りなら、さらに安心

甘さだけで安心せず、フッ素濃度にも注目しましょう。
乳幼児の場合は、うがいが上手にできるようになってから、500〜950ppm程度のフッ素入り歯みがき粉を使用するのが推奨されています。
6歳以上になると永久歯が生えてくるため、虫歯予防の効果を高めるために1000〜1450ppmのフッ素入り歯みがき粉が適しています。

市販の子ども用歯みがき粉には甘くてもフッ素が入っていない製品もあるため、「甘い=安心」とは限りません。成分表を確認して選ぶことが大切です。

こんな成分に注意!

研磨剤や発泡剤などの成分にも注意が必要です
乳歯はやわらかいため、強すぎる研磨剤が含まれていると歯の表面を傷つけてしまうことがあります。
また、発泡剤が多すぎると、十分に歯を磨いた気になってしまうこともあります。
特に幼児期は、歯を削るよりも守ることを意識して、成分選びを行いましょう。

甘い味でも“虫歯リスクゼロ”ではない

子ども用歯みがき粉の甘さ自体は安全ですが、正しい量や使い方、年齢に合った製品選びができていないと、せっかくの歯みがきも十分な効果を得られません。
お子さまの歯みがき粉選びに迷ったときは、ぜひ一度当院にご相談ください。
お口の状態や年齢、生活習慣に合わせて、その子に最適な歯みがき粉をご提案いたします。

このページの監修者
私が監修しました
加藤歯科クリニック
院長加藤 文則

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