ワイヤー矯正
重度症例向け矯正治療
※費用はすべて税込み
ワイヤー矯正って
どんな治療?
ワイヤー矯正とは
ワイヤー矯正とは、ブラケット(歯に取り付ける小さな装置)とワイヤーを使って歯を少しずつ動かし、歯並びを改善する治療です。
治療開始後は毎月来院いただき、ワイヤーやブラケットを調整し、歯への負荷のかかり具合を調節、徐々に歯を理想の歯並びへと動かしていきます。
ワイヤー矯正はマウスピース矯正よりも「見た目が目立つ」というデメリットはあるものの、適応となる症例が広く、重度症例の歯並びも改善することができます。
改善できる歯並び
(適応症例)
出っ歯
すきっ歯
デコボコの歯
軽度の受け口
中心のズレ
前歯が閉じない
前歯がぶつかる
噛み合わせが深い
八重歯
6歳以上のお子さま
ワイヤー矯正の
メリット
4つのメリット
① 適応症例の幅が広い
② 矯正力が高い
③ 子供でも矯正できる
④ サボってしまう心配がない
① 適応症例の幅が広い
ワイヤー矯正の一番のメリットは、適応症例の幅が広く、難症例にも対応できることです。
ワイヤー矯正は細かな調整を得意としており、歯を上下に引っ張ったり、回転や捻るなど、あらゆる方向に力をかけることができます。そのため、骨格的な問題がない限り、複雑な歯並びや噛み合わせでも治療することができます。
② 矯正力が高い
ワイヤー矯正は、自分で取り外すことができません。そのため、矯正期間中は常に歯に圧力をかけ続けられ、強い力で大きく動かすことができます。
③ 子供でも矯正できる
ワイヤー矯正は、装置の着脱や装着時間の管理が不要です。そのため、自己管理が難しいお子さまであっても治療計画通りの矯正結果が見込めます。
④ サボってしまう心配がない
ワイヤー矯正で使用するブラケットとワイヤーは自分で取り外すことができません。
これをデメリットだと思われる方もいますが、マウスピース矯正のように自分で取り外しができてしまうと、ついついサボってしまい、治療期間が延びてしまうことがあります。自己管理が苦手な方にとっては、取り外しができないことは最大のメリットになるでしょう。
ワイヤー矯正の
デメリット
3つのデメリット
① 矯正装置が着脱できない
② 治療中は歯磨きがしにくい
③ 調整後の痛みが強め
① 矯正装置が着脱できない
メリットと表裏一体ですが、装置が歯に固定されているため、自分で取り外しができません。
そのため、食事や商談、(モデル・タレント・youtuberなら)撮影・収録など、ここぞというときに影響が出てしまう可能性があります。
② 治療中は歯磨きがしにくい
装置を外せないため、食べ物が器具に挟まったり、歯磨きがしづらくなります。
矯正中は虫歯や歯周病になるリスクが高いため、適切なブラッシングをおこなう必要があります。
③ 調整後は痛みが強め
効果的に歯を移動させるため、定期的にワイヤーの調整をおこないます。新しいワイヤーに交換したり、キツく締め直したりするため、歯や歯茎に違和感や痛みが生じます。少しずつ痛みは緩和されていきますが、調整した当日から3日間くらいは痛みを感じやすいです。
ブラケットの素材種類
① メタルブラケット

メタルブラケットは、矯正治療の中で最も一般的に用いられるタイプのブラケットです。見た目が目立つ点はデメリットですが、ステンレス製の素材で作られており、丈夫で破損のリスクが低いことが特徴的です。
② クリアブラケット

クリアブラケットは、透明度の高いセラミックやプラスチック素材でできており、メタルブラケットと比較して目立ちにくいといったメリットがあります。また、金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して治療を受けていただけます。
ワイヤー矯正の費用
矯正基本費用
「矯正基本費用」として、以下の金額がかかります。なお、治療期間はいずれのプランも最長5年間です。
表側矯正プラン

ワイヤーとブラケットを
「歯の表面」に装着するプランです。
裏側矯正プラン

ワイヤーとブラケットを
「歯の裏側」に装着するプランです。
その他の諸費用
- 初診カウンセリング料
- 無料
- 検査料
- 2,750円
- 調整料(月1回)
- 5,500円程度(症例により異なる)
相談は無料です。
お気軽にご来院ください。
ワイヤー矯正の
診療の流れ
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1. カウンセリング
まずは、患者様の歯並びに関する悩みや、矯正におけるご要望をお伺いします。また、治療方法、治療の流れ、大まかな費用についてもご説明します。
2. 適応検査
レントゲン撮影・CT撮影・歯列の印象採りなど、治療計画を立てる上で必要な各種検査をおこないます。
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1. 治療方針のご説明
検査結果をもとに、治療方法・治療の流れ・治療期間など、治療方針についてご説明します。
疑問や不安なことがあれば、なんでもご質問ください。2. ご契約手続き
当院では治療にかかるすべての費用をご提示します。矯正治療は、治療費のほかに定期チェック料や処置料などがかかります。よほどの例外がない限り、治療前にご提示した費用より大きく変わることはありませんので、ご安心ください。
治療方針、お見積り、お支払い方法についてご説明を受けていただいた上で、ご納得いただけましたら、ご契約手続きをご案内します。 -
1. 矯正装置の装着
ブラケットを歯に装着します。ワイヤーを通し、ブラケットと結んだら、治療スタートです。
治療中の注意事項ついて詳しくご説明し、歯磨き指導をおこないます。 -
1. 定期チェック(1か月に1回程度の来院)
治療開始後は1か月に1回程度の頻度で来院いただき、治療の進捗状況を確認します。
2. 矯正装置の調整
矯正の進行に応じて矯正装置の調整をおこないます。新しいワイヤーへの付けかえや角度調整をおこない、歯に加える力の向きと強さを最適化します。
3. クリーニング
歯のクリーニングをおこない、虫歯や歯周病の予防管理も徹底します。
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1. アフターケアのご説明
治療期間は1年半~3年程度です。患者さまの歯列状況により異なります。
きれいに並んだ歯並びを永続的に安定・維持させるためのアフターケアについて詳しくご説明します。 -
1. 保定
治療終了後は、移動させた歯の後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を装着していただきます。
2. 定期検診
1~3か月に1回、定期検診を受診いただき、歯列や噛み合わせのチェック・歯のクリーニングをおこないます。
相談は無料です。
お気軽にご来院ください。
ワイヤー矯正の
リスクと副作用
ワイヤー矯正には以下に挙げるリスクや副作用があります。
① 不快感・痛み
矯正装置(ブラケットとワイヤー)がお口の内側の粘膜に擦れ、締め付けられるような痛みや口内炎を引き起こすことがあります。特に矯正治療を開始したばかりの初期段階や、ワイヤーを交換したり、締め直したりなどの調整をおこなった際に強い痛みを感じやすいです。痛みは調整した当日から3日程度で少しずつ緩和されていきます。
② 歯根吸収
(歯の根っこが短くなる)
矯正により歯根(歯の根っこ)が短くなることがあります。この「歯根吸収」は奥歯よりも前歯に起こりやすく、過度に力を加えることで生じます。当院では過度な矯正負荷がかからないよう適切に治療計画を修正しています。
③ 歯肉の炎症
矯正装置が歯茎に当たることで、歯茎が炎症する場合があります。常にお口の中を清潔に保つことが重要です。炎症リスクを最低限に抑えるため、当院では、治療開始時に適切な歯磨き指導をおこなっています。
④ ブラックトライアングル
矯正により歯と歯を整列させることにより、隣接し合う歯と歯茎の間に「三角形の隙間」ができてしまうことがあります。特に出っ歯の矯正時に起こりやすい現象です。
当院ではブラックトライアングルを解消するため、隣接する歯の接着面を薄く削る「IPR」という処置を適切に施しています。
⑤ 食事制限
矯正装置を破損させるリスクがあるため、固い食べ物(おせんべい、ナッツ、硬いお肉など)や粘着性のある食べ物(キャラメル、チューインガムなど)はなるべく控えてください。しかしながら、食事に関して神経質になってしまうとストレスになってしまいます。「ブラケットは取れたら付け直せばいい」ぐらいに考えていてください。
⑥ 一時的な噛み合わせの不快感
歯が移動する過程で、一時的に噛み合わせが悪くなり、不快感を感じることがあります。治療の進行とともにその不快感は軽減され、最終的には理想的な噛み合わせを実現します。
⑦ 顎関節症
歯の移動により、顎関節に一時的な痛みや異常音が生じる場合があります。通常は治療の進行とともに改善していきますが、症状が重度の場合はマウスガードを作成します。
⑧ 発音障害
矯正装置が舌に当たることで、発音に違和感を感じる場合があります。通常、数週間で自然に改善されます。
⑨ アレルギー反応
矯正装置の材料(ニッケルやラテックス)に対してアレルギー反応を起こす場合があります。アレルギーが疑われる場合は、事前にお申し出ください。
⑩ 治療期間の延長
予期せぬ問題が発生した場合(通院ができない状態が続いていて、歯の移動が計画通りに進まない場合など)は、治療期間が延びることがあります。
⑪ 矯正後の後戻り
矯正終了後、歯並びが後戻りするリスクがあります。維持・保存用のリテーナーを装着することで、後戻りリスクを最低限に抑えることができます。
⑫ 虫歯・歯周病
装置の周りに食べ物が詰まりやすくなるため、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
虫歯・歯周病リスクを最小限に抑えるため、歯磨きのほかにフロスや歯間ブラシを使用して、お口の中を清潔に保ちましょう。
相談は無料です。
お気軽にご来院ください。